いて(射手)座(Sagittarius)
全般
銀緯0°線、つまり天の川の中心線が通る27個の星座のひとつ。銀河の中心方向があります。
近所の星座
北にたて。北西にへび。西にへびつかい。南西にさそりとみなみのかんむり。南にぼうえんきょう。南東にインディアン。東にけんびきょうとやぎ。北東にわし。
神話
古くからある星座で、最初はサソリの胴体を持った人間が弓を引く姿だったようだ。
ギリシア神話では半身半馬のケンタウロス族のケイロンの姿とされる。ケンタウロス族はイクシオンと雌馬が交わっててきた子供が祖と言われている。しかし、ブッチャケた話、ギリシア人から見た人馬一体の中央アジアの騎馬民族の姿だったようだ。そのため、ケンタウロスといえば荒々しい性格が多い。しかし、このケイロンは例外的に賢者とみなされている。
アポロンにキュレネを恋人とするように助言したり、アポロンとキュレネの子供のアリスタイオスを教育したり、アポロンの子供であるアスクレピオスに医術を教えたり、アクタイオンを育てたりする。要は相当優秀な家庭教師みたいなもんだったようだ。半分は馬のくせに。
しかし、最後は悲惨な最期を迎える。酔っぱらったヘラクレスに誤って不治の傷を負わされる(ケンタウルス座も参照)。しかし、不死でありながら不治という悲しい状況になってしまい、苦しみ続けなくてはならないこととなった。どう考えても、ヘラクレスは悪いやつだ。好きになれん。
そして、ケイロンは、人類の祖先であるプロメテウスを解放する為、不死を捨てて自ら冥界へと向う。
余談になるが、ケイロンの娘にヒッポというのがいるが、予知能力をもっていたそうだ。
星雲星団ツアー
17 45.5 銀河 天の川
17 48.9 球状星団 NGC6440&NGC6445(Little Gem.)
17 49.2 惑星状星雲 NGC6445↑
17 56.8 散開星団 NGC6494(M23)
18 02.3 星雲を伴う散開星団 NGC6514(M20, Trifid nebula, 三裂星雲)
18 03.8 散光星雲 NGC6523(M8, Hourglass nebula, 砂時計星雲, Lagoon nebula, 干潟星雲)&NGC6530
18 04.8 散開星団 NGC6530↑
18 04.6 散開星団 NGC6531(M21)
18 19.9 散開星団 NGC6613(M18)
18 20.8 星雲を伴う散開星団 NGC6618(M17, Omega nebula, オメガ星雲)
18 24.5 球状星団 NGC6626(M28)
18 31.4 球状星団 NGC6637(M69)
18 31.6 散開星団 IC4725(M25)
18 36.4 球状星団 NGC6656(M22)
18 43.2 球状星団 NGC6681(M70)
18 55.1 球状星団 NGC6715(M54)
19 40.0 球状星団 NGC6809(M55)
19 44.0 惑星状星雲 NGC6818
20 06.1 球状星団 NGC6864(M75)