やぎ(山羊)座(Capricornus)
やぎの絵(作成中)
面積 :414平方度
20時南中月日:9月30日
固有名を持つ星:α1星=プリマ・ギエティ(ギエティ=子ヤギ)
α2星=セクンダ・ギエティ(ギエティ=子ヤギ)
β星=ダビー「額」「羊殺しの吉星」
δ星=デネブ・アルゲティ「山羊のしっぽ」
ζ星=ナシラ「幸せの運び人」
全般
黄道十二星座のひとつ。
近所の星座
東と北にみずがめ。北西にわし。西にいて。南にけんびきょう。南東にみなみのうお。
神話
羊飼いであるヘルメスがニンフと交わって生まれたパーンという神いる。ヒゲ面で、ヤギの角と足を持ち、バカ笑いする変な赤ん坊だった。何を見ても笑うのでパーン(ギリシャ語で「全て」)と名付けられた。
その後、上半身ヤギという特徴を持ったパーンの一族は、様々な神話に登場するが、なぜか暗い性格のやつが多かったようだ。
星座の物語は、ナイル川(もしくはユーフラテス川)のほとりで始まる。神々が河辺で飲めや歌えの大騒ぎをしていた時、怪物テュホンが現れた。驚いたゼウスははくちょうになって逃げ、アフロディテとエロスは魚になって逃げた。パーンも魚に変身しようとするが、慌てて失敗する。上半身はヤギのままで、下半身だけさかなになってしまったのだ。
ゼウスは体勢を整えて戻ってきて、怪物テュホンと戦った。雷でひるませ、山を持ち上げて下敷きにして一件落着。その山はエトナ山になった。今でもテュホンは生きているようで、エトナ山はたまに噴煙を上げるらしい。
戦い終わって、ゼウスがあたりを見渡すと、間抜けな姿の神が一人。ヤギ&魚。ゼウスはそのあまりにも間抜けな姿を大笑いして、星座にしてみたりしたとさ。
星雲星団ツアー
21 40.4 球状星団 NGC7099(M30)