うお(魚)座(Pisces


面積     :889平方度
20時南中月日:11月22日


固有名を持つ星:α星=アル・レシャ、アルリスカ「ひも」
        β星=フム・アル・サマカ「魚の口」

全般
 黄道十二星座のひとつ。春分点がある。

近所の星座
 北にアンドロメダ。北西にペガスス。南西にみずがめ。南にくじら。東におひつじ。北東にさんかく


神話
 みなみのうおで紹介したテュポンはゼウスの妻であるヘラが、怒って産んだ子供である。なぜ怒ったかというと、ゼウスがあんまりにも浮気ものだからだ。父親ぬきで、一人で産んだ。そんな理由で生まれたもんで、テュポンは竜の姿をした怪物だった。

 ナイル川(もしくはユーフラテス川)のほとりで、神々が河辺で飲めや歌えの大騒ぎをしていた時、怪物テュポンが現れた。驚いたゼウスははくちょうになって逃げ、アフロディテとエロスは魚になって逃げた。パーンは魚に変身しようとするが、慌てて失敗する。上半身はヤギのままで、下半身だけさかなになってしまったのだ。

 アフロディテとエロスは魚に変身する時に別れ別れにならないようにシッポをリボンで結んだ。うお座はその時の姿である。

 アフロディテはゼウスとディオネの娘、もしくはクロノスの男根が海を漂っているうちに泡が集って貝から生まれた、美の女神(ビーナス)である。醜男ので足が不自由で背の低いヘパイストスの妻になるが、軍神アレスと浮気したりする。その他、ネリテス、ピュグマリオン、アンキセスとも関係があったらしい。

 エロスはアフロディテとアレスの子供。別名キューピッド。愛を司る神。「愛」の神は「美」の神と「戦い」の神から生まれた。うーん。良くできた話だ。


星雲星団ツアー
01 36.7  銀河      NGC628(M74)
23 20.2  銀河      NGC7619&NGC7626
23 20.7  銀河      NGC7626↑


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