ぺガスス座(Pegasus)
ぺガススの絵(作成中)
面積 :1121平方度
20時南中月日:10月25日
固有名を持つ星:α星=マルカブ「鞍」
β星=シェアト「つけね」
γ星=アルゲニブ
ε星=エニフ「鼻づら」
ζ星=ホマン「英雄の幸運」
η星=マタル「雨の幸運」
θ星=ビハム「家畜の幸運」
λ星=サダルバリ「秀でたものの幸運」
μ星=サダルバリ
τ星=サダルナイム「井戸の横木」
全般
全天で7番目に大きな星座。
近所の星座
北にとかげ。北西にはくちょう。西にこぎつねといるかとこうま。南にみずがめ。南東うおに。北東にアンドロメダ。
神話
勇者ペルセウスがアテナから贈られた鎌でメドゥサの首を切り落とした時、メドゥサはポセイドンの子を宿していた。そして切り落とされた首から飛び出てきたのゼウスの子が天馬ペガソスと英雄クリュサオル。つまり、天馬ペガソスはポセイドンの子の一人(一頭?)ということになっている。ちなみに、他にも有名な馬としてアリオンがいるが、こちらもポセイドンの血を受け継いでいる。
その後、ペガソスは海神ポセイドンの息子らしく、あちこちで地面を蹴って、泉を作ったりしている。
一方、ポセイドンには「少年A」という息子がいた。「少年A」が翼のある馬を欲しがったので、父親はペガソスを彼に与えた。しかし、彼はその馬を乗りこなせなかった。そこで、アテナが彼に黄金の手綱を与えた。これで、ようやく彼は天馬を乗りこなせるようになった。手間のかかるバカ息子だ。
その後、「少年A」はベレロスを殺すという罪をおかしてしまう。この時から、「少年A」は、「ベレロスを殺した者」という意味の「ベレロポンテス」と呼ばれるようになる。その前には別の名前だったはずだが、よく判らない。
ベレロポンテスは罪を償う為にティリュンスへ向った。ティリュンスのプロイトス王は彼の罪を清めてやった。しかし、プロイトスの妻アンテイアは年取った夫に飽き飽きしていて、若いベレロポンテスにちょっかいをだそうとする。しかし、プロイトスはこれを拒絶した。
怒ったアンテイアは「ベレロポンテスが私に肉体関係をせまってきた。もちろん私は拒否しました。」と、まるでアベコベの話を王に告げた。王は怒って、ベレロポンテスを義父の所に送り、殺させようと企んだ。
義父は怪獣キマイラを退治するという難題をベレロポンテスに与える。キマイラは上半身がライオン、下半身は蛇、三つの頭を持ち、火を吐くという怪獣だった。ベレロポンテスはペガソスに乗り、戦いを挑んだ。ペガソスが火炎攻撃をうまくよけてくれたので、ベレロポンテスは難なく怪獣を退治してしまった。
その後、リュモソイ人や、アマゾン女族や、待ち伏せしていたプロイトス王の義父の勇士を打ち破り、神の子孫と認められ、プロイトス王の娘と結婚し、領地ももらった。
その後、ベレロポンテスはペガソスに乗って、天まで上って、神々が協議しているのを突き止めようとする。しかし、ペガソスは不遜なベレロポンテスを振り落とした、ベレロポンテスはトルコの片田舎に落ちて、そこで、一生足を引きずりながら暮らした。
ペガソスの方は、その後もゼウスの雷を運んだり、朝を運んだり、女神エオスに仕えたりして暮らした。
星雲星団ツアー
21 30.0 球状星団 NGC7078(M15)
22 07.9 銀河 NGC7217
22 37.1 銀河 NGC7331
23 04.9 銀河 NGC7479