オリオン座(Orion)
オリオンの絵(作成中)
面積 :594平方度
20時南中月日:2月5日
固有名を持つ星:α星=ベテルギウス「わきの下」
β星=リゲル「左足」
γ星=ベラトリックス「女戦士」
δ星=ミンタカ「帯」
ε星=アルニラム「真珠の紐」
ζ星=アルニタク「帯」
η星=サイフ「剣」
ι星=ナイルアルサイフ
κ星=サイフ
λ星=メイサ「巨人の頭」
π星=アルクム
全般
銀緯0°線、つまり天の川の中心線が通る27個の星座のひとつ。
一等星が2つある星座として、みなみじゅうじとケンタウルスと共に有名。実視等級で1.49以下の星(一等星)のリストをみなみじゅうじに載せていますので参考にして下さい。
活発な星の生成領域である「オリオンアソシエーション氈vと「オリオンアソシエーション」があります。この為、M42(オリオン座大星雲)や馬頭星雲やM78(ウルトラの星)やバーナードループやエンゼルフィッシュ等の有名な星雲があります。
近所の星座
北と西におうし。南西にエリダヌス。南にうさぎ。東にいっかくじゅう。北東にふたご。
神話
紀元前1400年頃、アッシリアで既に狩人の星座として見られていた。その後、紀元前850年頃のホメロスの詩に登場し、ギリシアの神話に引き継がれたことが判る。
オリオンはポセイドンとエウリュアレ(ミノスの娘)の子供という説と、ゼウスとポセイドンとヘルメスの精子を雄牛の皮に詰めて地面に埋めたものから生まれたという説がある。どちらかというと前者の方がいいな。
オリオンは美少年ということになっているが、かなりの乱暴者だった。アトラスの娘達であるプレイアデス(エレクトラ、マイア、ターユゲテ、アルキュオネー、メロペー、ケライノ、ステロペー)を追いかけ続けて星にしてしまったりしている。
また、酔っぱらって義父オイノピオンの妻メロペを強姦してしまう。後日、オイノピオンはオリオンを酔わせて目を潰してしまう。オリオンは予言者に教えを請い、目を上ってくる太陽の光に当てて視力を回復する。
その後、オリオンはクレタ島でもアルテミスに乱暴をはたらこうとしたため、アルテミスからさそりを送られ、このさそりがオリオン刺し殺したらしい。この結果、東の空から星座のさそり座が上る頃には、オリオンは西の地平線に消えてゆくようになった。
乱暴者にふさわしくない別の最後の話もある。アルテミスがオリオンに惚れ込んでしまい、弟アポロンがこれに気付いて怒った。しかし、アルテミスは聞く耳をもたなかった。そしてある夜中、たまたま遠くの海にいるオリオンの頭を見つけたアポロンは、アルテミスにこの的を使って弓の腕試しを持ち掛ける。同然、アルテミスの矢は正確にオリオンの頭を射貫いた。翌朝、海岸に流れ着いたオリオンを見つけて悲しんだアルテミスはオリオンを星空に上げた。
まあ、こういう美談もいいけど、それまでのオリオンの乱暴ぶりとは合わない感じがする。
星雲星団ツアー
05 06.9 散光星雲 NGC1788
05 35.5 散光星雲 NGC1977
05 41.9 散光星雲 NGC2024
05 42.1 惑星状星雲 NGC2022
05 46.7 散光星雲 NGC2068(M78)
06 08.4 散開星団 NGC2169
06 13.8 散開星団 NGC2194