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 どろどろ日記153

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9/1(土)

 バスと電車を乗り継いで成田へ向かう。土曜日のせいか空いている。座ってゆく。妻は今からシャルルドゴールでの乗り換えを心配して、緊張で吐きそうになっている。成田でのチケット発行も割とスムーズ。夏休みのピークはすっかり終わっているようだ。パリ-アテネ便のボーデイングパスも発券してもらい、山のようにチケットを持って出国審査に向かう。妻はプレッシャーのあまり、チケットを捨てそうになっていた。

 今回から出国カードがなくなった。さよなら、日本の出国カード。あまりにも空港が空いていて、時間が山のように余ったので、てんぷらうどんとビール。

 成田発−パリ行き、エールフランスAF275便。12:30発17:40着。フライト時間は12時間10分。機内食はわりとうまい。後は首枕をして寝っぱなし。

 シャルルドゴール着。F2ターミナルに着く予定がCターミナルに着く。勝手知ったる空港の振りをしつつ、異常なまでにきょろきょろしながらDターミナルに向かう。なにしろトランジットに30分しかない。もう少し運行方式を工夫してほしいぞ、エールフランス。妻はまた緊張で吐きそうになっていたが、余裕をかましてタバコを2本吸う。

 パリ発−アテネ行き、エールフランスAF2332便。18:30発22:45着。フライト時間は3時間15分。結局大慌てしたわりには30分遅れた。やっぱり乗り換えに手間取る人が多いようだ。なんとかしろ、エールフランス。機内食はまずかった。また、寝る。

 アテネ着。異様に出迎えが多い。すかさず、バスチケットをゲット。ただしバスは出たばかりで、20分ほど待ってからE95バスでシンタグマ広場へ向かう。バスは混んでいたが、なんとか座る。

 シンタグマ広場から荷物を抱えてアテネゲートホテルへ。エレベーターの扉は自分で開ける。部屋は割ときれい。だたし、窓からは向かいのビルしか見えない。どのビルにもバルコニーがあって、雑草のようなものが生えまくっている。ようやくヨーロッパに来た実感が沸く。風呂に入って、また寝る。

Athens Gate Hotel泊。(ツイン21,600Drs、マリソル経由で予約)


9/2(日)

 朝食を食べにホテル2階へ。典型的なコンチネンタルのビュッフェ。ヨーグルトが濃いのがうれしい。チェックアウトして再び空港へ向かう。

 バス停を探していると、そこらのおばさんが教えてくれる。なかなか、旅行者にフレンドリーな国柄のようだ。再度E95に乗って空港へ。バスチケットは購入後24時間乗り放題なので、昨晩のがまた使える。

 チェックイン後、少し時間があったので、エールフランスのカウンターで帰国便のリコンフォメーションをする。

アテネ発−サントリーニ(ティラ)行き、オリンピック航空OA554便。11:20発12:10着。フライト時間は50分。プロペラ機だった。空調が不調で、皆が一斉にエアコン出口をいじる。更に直後に、みんなで安全説明用のカードで自分を扇ぎ始める。あまりにもフライト時間が短く、みんなにオレジューが行き渡る前に着陸態勢になった。

 ついにティラに到着。ボンヤリと日本人カップル2組でバスを待つ。ヨーロピアンはタクシー乗り場に群がっている。インフォメーションにバスがいつ来るのか確認に行くと「5分以内」とのこと。「ほんとかなー」と言っていたら本当に5分後にバスが来た。さすがヨーロッパ。感心した。

 フィラ到着。ホテルを目指して町を歩くと突然目の前にエーゲ海が広がる。ちょっとした感動。町の人みんながホテルの方向を教えてくれる。と言っても、わざわざ声をかけてくるのは宿の客引きばかりかも。

 ルーカスホテルにチェックイン。部屋の前にテラスがあって、海が見える。丸見えだ。最高の部屋のように気がする。部屋はクーラーが利いていて、昼間はかなり暑いので、ありがたい。隣の客はおばさんで、テラスにブラジャーやらパンツやら干しまくっていた。

 ギリシャ人から、HITACHIのテレビとクーラーの使い方を習う。普通の民家を改造したホテルらしく、部屋の奥には冷蔵庫だけがおいてある謎の小部屋がある。

 30分ほどゴロゴロしてから散歩へ。パノラマホテルの屋上のカフェバー(屋外)でビールを飲む。1800Drsもした。スモークサーモンサンドイッチは6800Drs。この時はギリシャの物価が全く判っていなくて、「まあ、こんなもんか。日本と同じだろう。」ぐらいに思っていたが、大間違い。ギリシャの食べ物は安い。まあ、眺めはサイコーなので、写真を撮りまくる。

 カテドラル方向へ歩く。ゴミ収集車を見る。ゴミ袋は黒色だ。路地をウロウロする。ホテルとか店よりも通常の民家がいい雰囲気をかもし出している。なにしろ白くて青い町だ。

 ルーカスホテルの真下に帰ってくる。部屋から見えていた憧れのプールが、実はルーカスホテル宿泊者用であることが判明。いつか入らなくては。

 また部屋に戻ってゴロゴロ。レセプションに行って「イアに行きたい」と相談。「6時までにバスに乗れ」とのこと。少々時間があるので、ビールや地図を買い込む。妻は2200Drsの焼き物の置物を壊してしまい、2000Drsで買い取る。

 ビールを部屋の冷蔵庫に詰め込んで、バスでイアに向かう。夕日を眺める。まあ、紀伊半島や房総半島や日本海とかでも見られる程度。夕日はどこでもあまり変わらない。17,000Drsのネックレスとポストカードを買い込んで、バスで戻る。

 スタムナというタベルナで夕食。ムサカ、チキンスブラキ、タコのマリネ、レタスサラダ、ワイン(CANAVA50-50)。いい感じで酔っぱらう。

 食後はホテルのテラスでビールを飲みながら、豪華客船を眺める。ゴクラク、ゴクラク。夜風が気持ちいい。

Loucas Hotel泊。(ツイン41,000Drs、マリソル経由で予約)


9/3(月)

 朝御飯はホテル内のレストラン。粗末だが、海を見ながらテラスで食べられるのがうれしい。

 ホテルで教えてもらった、地元の人しか行かない静かなビーチ、ペリボラスビーチへバスで向かう。イス&パラソル代2000Drsを払って陣取る。火山島のせいか、石が荒らくて黒い。そして熱い。フルヌードのおばさんもいる。とりあえずシュノーケリングしてみるが、殆ど何もいない。本を読みながらゴロゴロする。

 ビーチ沿いのタベルナで水着のままヒルゴハン。フライドイカ、スタッフドトマト(ご飯の入った焼きトマト)、マルゲリータ。食後しばらく、浜辺でゴロゴロ。

 バスでホテルに戻って、ホテルのプールへ。上の方からみんなが羨ましそうに見ている。ような気がする。夕方になったので、部屋の前のテラスでビールを飲みながら夕日と豪華客船を眺める。ゴクラク、ゴクラク。

 夕食は覚えていないが、ムスカがはずれだった。全般的にギリシャの料理ははずれが少ないが、たまにはこういうこともある。

 ホテルの隣の洗濯おばさんが居なくなって、代わりに金持ち中国人カップルがやってきた。一緒にテラスでビールを飲みながら海を眺める。

Loucas Hotel泊。(ツイン41,000Drs、マリソル経由で予約)


9/4(火)

 朝、町のはずれのミュージアムまで散歩。ロバの糞が臭い。チェックアウトして、荷物をレセプションに預けて、ビーチへ。昨日と同じペリボラスビーチ。

 テーブル付きパラソルと座椅子で2,500Drs。昨日より高い。テーブル付きだからか?また、泳いだり、焼いたり、ゴロゴロしたり、本を読んだり、寝たりする。

 ヒルゴハンはテイクアウトにする。しかし、急にホットプレートが漏電したらしく、ホットドックは食べられず。ツナサンド、ピカタ、アイスクリーム、ビールを浜辺で食べる。

 食後もやることは同じ、ゴロゴロする。ゴロゴロに飽きたらバスで町へ戻る。ここのバスは何時来るのか全然判らない。時刻表どころか、バス停の表示すら無い。みんな諦めているようで、ボンヤリとバスを待つ。そして、皆の心が一つになって、バスへの祈りが通じた時に、唐突に無からバスは出現するようだ。一人でもタクシーやネコバスの話をしているうちは、バスは決して現れない。

 チェックアウトしたにもかかわらず、ルーカスホテルのプールでゴー。塩抜き。一人でシンクロなどしてしばらく楽しむ。中国人も泳いでいた。レセプションの荷物をピックアップして空港へ。

サントリーニ(ティラ)発−ミコノス行き、オリンピック航空OA527便。20:15発20:45着。フライト時間は30分。また、プロペラ機だ。なんだか手際も異常に悪くて不安になる。がんばれ、オリンピック航空。

ミコノス到着。ホテルのバスが迎えに来ていた。途中で、ペタソス「ダウンタウン」ホテルを予約している日本人カップルが下ろされる。真っ暗な道で、「この坂を下りろ」とか言われている。かわいそうに。チェックイン。レセプションのネーチャンが機関銃の様にしゃべりまくっている。なにしろ、なんでもOK、何も心配するな、という感じ。

 少々疲れているが、気合いを入れてミコノスタウンへ。バス料金支払い方法が変わる。ティラでは乗っていると集めに来たが、ここでは乗るときに払う。人件費節約か?

 ミコノスタウンを歩く、ちょこまかと路地ばかりの町で、おもしろい。港にでる。港に面したKazarmaというレストランの海側から2番目の席で遅い夕食。イカリング、Codfish with Garlic Source、ビール(アルファ)、Ouzo 。目の前の老夫婦の仲が良くて、微笑ましい。

 もう夜中だというのに、人通りが多い。ティラに比べてあかぬけた服装の人が多い。ヨーロッパの金持ち大集合というかんじ。さらにしばらくして妙に男同士のカップルが多いことに気付く。ヨーロッパのゲイ大集合か。なんだかテーマパークのような町だ。歩いている人全てがエキストラかもしれない。それにしても夜中のせいか、日本人が少ない。日本人達は昼間観光しすぎて、もう寝ているのかも。

 2時AM、バスに乗ってホテルへ戻る。バス代は12時までは260Drsだが、それ以降は330Drsに値上がりする。しっかりと風呂に入って歯を磨いてから寝る。

Petasos Beach Hotel泊。(ツイン39,200Drs、マリソル経由で予約)


9/5(水)

 小舟に乗って、スーパーパラダイスビーチへ出かける。有名なヌーディストビーチ。いつものようにパラソルに陣取る。目の前は素っ裸の男1人。左は老夫婦。後ろは素っ裸の男2人。右は素っ裸の男3人。ここまで来たら「脱がなくては意味がない!」「しかたがないゲージュツの為だ」と、ゴソゴソと脱ぐ。脱いでしまえばどーってことない。開放感100%で爽快。

 ビーチは右に行くほど、船着き場から離れる程、ヌード率が高い。ホモ率も高い。というか、圧倒的にヌードホモ率が高い。ヌード日本人は見なかった。(自慢)

 一応、シュノーケリングしてみる。アジみたいな魚しかいない。しかたがないので、寝る。

 ヒルゴハンはペンネとチキンスブラキ。独占企業の割にはおいしかった。ホモは味にはうるさいのかも。4時のボートで帰る。その後、昼寝。

 6時半のバスでミコノスタウンへ。風車の丘で夕日を眺める。その後、タウンを散策。猫が多い。明日のデロス島行きのチケットを買って、港に面したオープンカフェでビールを飲む。更に港を散策。

 昨日のレストランの隣、SIRENで夕食。タコとソーセージとOuzo。ここはまずかった。しかたがないので、宴会モードへ。昨日にも増してエキストラが多い。エキストラ達のシャツのロゴを見て楽しんだりする。

Petasos Beach Hotel泊。(ツイン39,200Drs、マリソル経由で予約)


9/6(木)

 バスでタウンへ。更に徒歩で港へ。多くの人が船を待っている。波が高い。「ヘラ」という一番速い船に乗り。20分ほどで遺跡の島デロスへ。

 神殿跡やライオン像を眺める。民家のエリアが楽しい。部屋の広さや、タイルの柄をチェックする。調子に乗って行きすぎて、発掘作業中のオヤジに連れ戻される。そこら中に焼き物のかけらが散乱している。建物の保存状態もなかなか良い。

 2時頃の船でミコノスへ戻る。風車を眺めた後、イタリアンのレストランで昼食。スパゲッティーがうまかった。

 ホテルに戻ってプールへ。プールサイドでぐっすり寝る。

 バスで再びタウンへ。町をうろうろして、皿やら灰皿やら買い込む。夕食は最初の晩に行ったKazarmaへ。エビの唐揚げが旨い。Ouzoを2本空ける。妻は飲み過ぎる。

Petasos Beach Hotel泊。(ツイン39,200Drs、マリソル経由で予約)


9/7(金)

 チェックアウトして空港へ送ってもらう。真っ白な空港ビルの中でぼんやりと出発を待つ。

ミコノス発−アテネ行き、オリンピック航空OA655便。9:50発10:35着。フライト時間は45分。今回はなんとかオレジューをもらう。

 再びE95バスでアテネへ。荷物を引きずって、アテネゲートホテルにチェックイン。今度の部屋はゼウス神殿の正面で、ベランダから神殿丸見え。ベランダの端の方ではパルテノン神殿も見える。なかなか良い部屋。そして、いつものように昼寝する。

 シエステ終了後にアテネの旅行代理店マリソルに代金の支払いに行く。14万円を換金して41万ドラクマ。それをそのまま払う。ホテルがなかなか良かったので、それほど高い気はしない。

 久しぶりにギリシャ料理以外のものが食べたくなったので、マクドナルドでヒルゴハン。味は日本と同じ。散歩がてらにアクロポリスへ。入り口が妙に遠い。パルテノン神殿は修復中だったが、なかなか巨大ですばらしい。柱のかけらが辺り一面にバラバラと転がっていて、この世の終わりという感じがしないでもない。やたらと埃っぽい。

 モナスティラキ周辺を散歩する。土産物の石鹸や海綿を買う。散歩に飽きたので、とりあえずレストランでビール。ビールを飲みながら夕食の店をガイドブックで漁る。

 目星を付けた店の一軒目はつぶれていた。二軒目は妙に暗いムードなのでパス。結局、ガイドブックには載っていない三軒目「ビザンチーノ」で夕食。カジキマグロの焼き物、チキンスブラキ、ギリシャコーヒー。うまかった。満足して帰って寝る。

Athens Gate Hotel泊。(ツイン21,600Drs、マリソル経由で予約)


9/8(土)

 朝食を食べてお迎えのバスに乗ってバスツアー会社のオフィスへ。今日はペロポネソス半島入り口だけ一日バスツアー。バスに乗ってぼんやりと風景を眺めているうちにコリントス運河着。ただの溝だった。

 バスの中からコリントス遺跡をチラリと見て、ミケーネへ。丸い墓とライオンのレリーフのある門しかない。あとは瓦礫の山。つるつるの岩の道を登ってみたが特に何もない。

 何故かミコノス島関係の土産物屋へ。サービスでOuzoが出たので、とりあえず飲む。しかし、何も買わない。こんな所でミコノス関係のものを買う人が居るのだろうか?

 ヒルゴハン。ムサカ、ポークスブラキ、サラダ(フェタチーズが乗ったやつ)。アメリカ人夫妻と向かい合って座ったが、どうも会話がかみ合わない。ヒアリングの問題か、着眼点があまりにも違うせいか、謎だ。

 バスで爆睡しているうちにエピダウロスに到着。古代劇場を眺める。突然、アベマリアを歌い出すオヤジ登場。なかなか巧くて関心。他を見てまわる時間もなく、バスに戻る。かなり消化不良気味だが、たぶんじっくり見てまわってもたいしたものも無いのだろう。ということにしておく。

 7時頃ホテルに戻る。最後の夕食は「アドリアノス」。生歌付き。ギリシャ語なので内容は判らない。「スルメー、トッテモー、サッパリー」とか歌っているように聞こえるが、情緒的な感じ。ウエイターも時々、感極まって歌う。シーフードアラカルト(ロブスター入り)、チキンワインソース、タラモサラダ。なんとなくどれも似たような料理になってしまったが、旨い。ちょっと塩辛い。

 しばらく夜の町をぶらついて帰る。

Athens Gate Hotel泊。(ツイン21,600Drs、マリソル経由で予約)


9/9(日)

 チェックアウトして、レセプションに荷物を預ける。最終日はアテネ散策。まずは、無名戦士の墓の衛兵交代を眺める。衛兵の人が偉い人に服装を直されていたのが面白かった。

 国立考古学博物館へ。手持ちの現金が無くなってきて両替屋を探すが見つからない。仕方がないので博物館で相談しようと行ってみると、日曜日の為か無料開放だった。石像や壺を散々眺める。石像のポーズを真似して館員に怒られたりする。一応、信仰の対象なので、不遜な行動なのだろう。

 またマクドナルドでヒルゴハン。

 古代アゴラへ。ここも無料だ。あまりに熱くて日陰に集まっている野良犬を眺める。「もう、遺跡はいいよ」という気分になってくる。結局、最初に見たデロス島の遺跡が一番良かったような気がする。

 ミトロポリ大聖堂を眺めて、シンダクマ広場へ。この時初めて地下鉄ライン2が更に南に延びていることに気付く。乗ってみると案の定、アテネゲートホテルのすぐ側に次の駅ができていた。マリソルめー。こういう事を教えてくれればいいのに。

 荷物をピックアップして、空港へ。出国の審査等は何もない。航空券さえもっておけばOK。さすがEU内。ここぞとばかりに、土産物を買い足す。近年まれにみる土産物の多い旅行だ。

アテネ発−パリ行き、エールフランスAF1833便。19:10発21:30着。フライト時間は3時間20分。1時間ぐらい遅れる。もう、好きにしてくれ。次の便にさえ間にあってくれればいいよ。ということで寝る。

 シャルルドゴール着。ボチボチと歩いてゲートに向かう。そこには謎の音楽団らしきデブの集団が。別れを惜しんだり、歌ったり、異様に盛り上がっている。たぶん、成田経由でパペーテに帰る人々ではないかと思われる。飛行機の中でもやたらと歌ったり、しゃべったり、リズムをとったりで、うるさかった。パリ発−成田行き、エールフランスAF274便。23:30発翌日の18:30着。フライト時間は12時間。


9/10(月)

 夕方、成田に着く。まさにJRの快速が出たばかりで、京急で帰る。日本はなんでこんなに湿っぽいのだろう。通勤の人々もさえない顔をしている。一気に現実に引き戻される。

 バンゴハンは豚カツ定食。


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