インド旅行記

3/17 
 スニーカーにジーンズ、赤いMITトレーナーに赤いデイバック。
いつも会社に行くカッコで出かける。ナオミは主に母親から借りたテニスウエアで緑の中位のリュックを背負って新幹線で東京に向かう。はたから見れば、東京にハイキングに行くテニスギャルといったところか。

 適当に時間を見計らって成田空港からナオミに電話する。ちょうど成田第二ビル駅に到着したところだった。とりあえず一安心。無事、合流して、しばらくダラダラチェックインを待つ。

 まずはHISから購入したナオミの分をHISカウンターにチェックイン。その後、ユナイテッドのカウンターに移動してリュウノスケの分をチェックイン。隣の席をゲットしようとしたが、たらい回しにされそうになるがHISのカウンターのおねいさんが尽力してくれる。ありがとう。おねいさん。無事、隣の席をゲット。

 ユナイテッドエアラインUA801便(成田1750−香港2200)。ユナイテッドの機内食の評判の悪さはいろいろと聞いていたが、今回の機内食はまずまず。いや、うまい方に入るだろう。ワインを2本飲んだ。

 電車を乗りついで、ホテルへ向かう。駅構内には人少なし。ホテルにて早速チェックインしようとするが、「予約はキャンセルされています」、ガーン。とりあえず、明日の朝、ANZEN TRAVELに確認することにする。部屋の空はあったのでなんとかベッドは確保。部屋はきれい。ビル自体がまるいので、部屋も丸いカタチをしていた。「アンゼントラベルめー」と悪態を吐きながら寝る。(SOUTH PACIFIC HOTEL 001-852-2572-3838)


3/18
 朝、アンゼントラベルに電話。事前の確認がなかったためインド行きのチケットとともにキャンセルしたとのこと。再度申し込む。どきどきしながら待つこと30分。
フライト確保オッケーの電話。ついでにホテル代も旅行代理店価格でオッケーとのこと。いやーあぶないあぶない。

 チェックアウト。ホテルの周りは食肉を主とした食材売り場だった。牛の頭をゴリゴリ切るオヤジ。生きている鶏と死んでいる鶏が並べられていた。ナオミ曰く、どの肉も新鮮でおいしそう。スーパーのパック詰めとは見るからに違う。ウチに近所にもこんな店があったらいいなぁと思う。だそうだ。

 さっそく、レストランへ。ガイドブックであたりをつけて、粥を探して、「美味厨」へ。メニューがよくわからない。春巻き、えび団子の揚げ物(チリソース)鶏の汁麺と牛筋のドンブリを食べる。頼みすぎて食べきれない。でかいガラスコップ入りの熱いお茶がうれしい。結局、粥は食べてないが、まあ、よいよい。

 アンゼントラベルへ。探すのに若干手間取る。「僕、千葉なんです。店の女の子を奈良ですよ」と調子のいいオヤジとともに銀行へ。 両替して代金を支払う。旅行代理店の人は両替に手数料がかからなくてお得なのだ。

 90,000円をレート0.0651で5,858香港ドル。インドへの飛行機代4,970香港ドル+145香港ドル(税金)+ホテル代600香港ドル。合計5,715香港ドルの支払。あまり残らない。

 荷物を置かせてもらい、出口を探して、エレベータで上へ行ったり下へ行ったりしながら、やっと外へ出る。ビクトリアピークへ向かうが、途中ナオミへたる。デパートへ入り便所を探すが非常にわかりにくい。扉が銀色の壁で、日本で良く見るあの人間の形の表示が無い。入り口の横にちっちゃなプレートで「トイレ」とつつましやかに表示されてるだけ。

 10年ぶりの香港はあまり変わってないようだ。薄っぺらい2階建てバスと、それがちょうど当たらない高さの巨大看板。しかし、アンゼントラベルのおやじによるとひどい不景気だそうだ。確かにシャッターが降りてる店舗が多い。

 CD屋に立ち寄る。「ちびまるこ」と「くれよんしんちゃん」がはやってるようだ。濱崎歩(ママ)のA Song for XXのポスター見かける。

 坂道を登る。途中の教会で休む。更に登って、ロープウェーに乗車。すごい急勾配で首がつりそうになる。山の上は霧で真っ白。レストランに入ってダラダラとジュースを飲む。サービスが良い。眼下には素晴らしい景色があると想像しながら、となりの白人が奇妙なものを食べているのを眺める。3〜6月はいつもこんな天気らしい。

 山から下りて港行きの無料バスに乗る。みんな二階にあがる。素晴らしい運転。まるでジェットコースターのようだ。

 港に着いてから潮州料理のレストランでゴハン。金が無いのでカードで支払えるが聞いてみる。VISAで大丈夫だった。時間が早いせいか、他に客はいない。ただっぴろいレストランで夕方に向けて準備がすすむ。

 時間が迫ってきたので急いでアンゼントラベルに向かう。6時ギリギリに到着。荷物を受け取って生ジュース売り場へ。おいしい。ぜひもう一度飲みたい。

 ユナイテッドエアラインUA1便(香港2045−デリー0010)。とりあえず、プリペイドタクシーのチケットをゲットして、いざ外へ。夜中に着いて眠いのに、インド人に取り囲まれる。尋常じゃないほど、しつこい。タクシーのチケットをちぎりとられるが、なんとか死守し、再度外のカウンターで車を確認。

 しかし、それぐらいでは終わらなかった。タクシーにツーリストインフォメーションに連れて行かれる。タクシーの言い分は「同じ名前のホテルが3件あって判らない。」。(後日、嘘と判明。)ツーリストインフォメーションでは日本語の堪能なインド人がわざわざホテルに電話して予約を確認してくれる。しかし、予約はキャンセルされていると電話の相手は言う。(後で、この電話の相手はホテルでは無い事が判明。)で、他のホテルに連れていこうとする。現場には、観光客のふりして、同じようにいきなりホテルをキャンセルされたなどと証言するグルの日本人女性が居たりする。曰く、「ランジットホテルでしょ。あそこ最低!問題ばっかり起こしてるの。私なんか門前払いされたの。」タクシー、インフォメーション、日本人女性、そして電話の相手の4人での狡猾なサギ。しかも到着直後の日本人を深夜に狙ってるところがうまい。今回の旅行で最も性悪なケース。

 「こういう場合どうしたらいいのでしょう?」「だいたい予算はどのくらい?」「・・・」予算をハッキリ言わず、ダラダラしていたため「とりあえず行ってみて」と結局タクシーに乗せられホテルへ。そこで降ろされる。タクシーは行ってしまう。

 「どうしよう。泊まれなかったら、、。」「まあ、野宿ってことはないだろう。」「でも、さっきのところで別のホテルをさっさと予約してもらえば良かったのだろうか?」という不安を抱きながら、レセプションへ。ここでも呼べど暮らせど、誰も出てこない。門番のジーサンに頼んで、レセプションをたたき起こしてもらう。その後、クーポンを執拗にチェックされるが、なんとかチェックイン。このころから「さっきのツーリストオフィスは詐欺だったのでは」と思い始める。しかしこの時点でも半信半疑だった。まさか日本人が日本人を騙すとは思いもよらないことだった。

 部屋は隣の部屋との壁に5cmぐらいの穴があったりするが(チェックアウト直前まで気づかなかった)、まずまず。グッスリ眠る。(HOTEL RANJIT 001-91-11-3231256)


3/19
 起きてインド国内の飛行機、鉄道のチケットを貰いにCox&Kingsへ。始めてオートリキシャー(幌付き原付タクシー)を利用する。まずは値段交渉。少しは値切る。でも、たぶん適正価格2倍ぐらいにふっかけられて、1.5倍ぐらいにしか値切れてないんだろうけど。

 Cox&Kingsでチケットを受け取ったあと、明日のアーグラー着が夜なので、アーグラーのホテル(5つ星、80US$、3食付き)を頼むことにする。なんか注意点はないかいろいろ聞こうとするが、なんか複雑な笑みを浮かべて「別に、、、」みたいな答えが多い。今思えば、その反応もうなずける。結局は、あまりにも多くのトラブルが待ち受けているので、いちいち全部説明しても無駄なのだ。騙されて、少しずつインドに慣れて、賢くなっていくしかないのだ。あの笑みは少しでも損害が小さいといいですね、という心配と諦めの混ざった表情なのだ。

 ホテルのクーポン作成に30分程かかるというので、外へ出て屋台でごはん。ジャガイモの揚げもの(カレーソース)などとインディアンティーを飲む。お茶は小汚い鍋に葉っぱと水をつっこんで一煮立ち、さらにミルクをたっぷり注いで一煮立ちでできあがり。うまい。この路地にあった3つあった屋台の全部を制覇する。映画館の前を通ったとき、殺気だった人だかりができていた。あれは何だったのだろう?

 またCox&Kingsへ戻り、チケットを受け取り、寡黙なおじーさんのタクシー(170ルピー)でクトゥプミナールへ。石の柱や謎の鉄柱を見る。観光地の中はなにしろ良い。寄ってくる人が居ないから、追い払う手間がかからない。ホテルの中以外で唯一のんびりできる。草の上に座って、ぼーぜんと塔を眺める。リスも居る。

 女子学生にアンケートを求められる。観光学科の宿題だそうだ。着いたとたんにツーリストインフォメーションでえらいめに合いそうになったと、力説する。が、女子学生は「はい、はい、判った、判った。」てなかんじで受け流していた。もう、聞きあきてるのか?

 同じタクシーでまた170ルピーを払いフマユーンツームへ。牛がいる。軍人のおっちゃんがガイドをしてくれる(あとで金は取られる)。しかし、ガイドといっても「Aさんの墓、子供何人。」「Bさんの墓、子供何人。」というのが延々と続くだけ。「墓はもういいよ」という気分になる。

 とりあえず、トイレがあるということで、行ってみる。しかし、リュウノスケはなんとかなったが(かなり抵抗あり)、ナオミは、あまりの汚さと戸が無いことで断念。確かにちょっと女性には無理かも、という状態。

 いったんホテルに戻るが、部屋のドアが開かない。従業員に聞いてみると、「ダブルロック」されているらしい。10分程、マスターキーをもっているマネージャーを呆然とドアの前で待つ。従業員は「おまえのミスだ。」「ダブルロックされてたから、掃除はしてない。」などとうるさい。人のミスには厳しい。そのくせ、しばらくたったら、こがね欲しさに、にこやかに「掃除しましょうかー?」などとやってくる。調子のいいやつらだ。ダブルロックされてる事が判った時点で、客が戻る前に対処しておいてくれればいいのに。

 その後、お昼寝。

 夕方6時ごろ夕食に出かける。レストランはだいたい7時からということなので、ショッピングセンターに行こうとしたら、営業時間外ということで、「アンダーグランドショッピングセンター」に連れて行かれる。地下にある怪しい土産物屋だった。ようは土産物屋とグル。怪しい土産物屋には目もくれず、足早に去り、難を逃れる。

 英語の堪能な子どもに「チープな店を教えろ」といったくせに、ごちゃごちゃ返事をしたため今度は高いお店を教えられる。ミックスグリル(やたらとイロンナモンの鉄板焼き)。チキンのカレー煮込み。フルーツカクテル。ビール。ナン。しめて930ルピー。うまかった。「あぁ、幸せだね」「うん、幸せだね」などと、間抜けな会話をする。しかし、幸せは長くは続かなかった。

 ビールは比較的高めのレストランか、ホテルに付いているレストランでしか飲めないので、サービースチャージがかかる。一瓶(500ccぐらい)が210円。適正価格は不明。

 幸せな気分でホテルに戻る。ホテルクーポンを眺めているうちに、80ドルで予約したホテルの場所がアーグラーではなくジャイプルになっていることに気付く。天国がら地獄。いろいろ推測した結論は、、、

 Cox&Kingsは、我々の鉄道の予約もしたわけで、当然ジャイプルには行かない事は知っている。つまり、故意に間違えた。何も気づかずにバカな日本人はそのままアーグラーに行く。当然、アーグラーにそんなホテルはない。ジャイプルのホテルは、客が勝手に来なかっただけで、過失はなく、まるもうけ。もしくは、はなっから予約さえも入れてなくて、Cox&Kingsまるもうけ。しかも、まずいことに、Cox&Kingsは、我々のスケジュールでは帰りデリーに寄る時間は殆ど無いことまで知っている。つまり、直接交渉する時間は無いわけだ。

 「計画的な犯行に違いない」インドでは全てを疑うしかない。一気にクヨクヨモードに入る。ナオミはCox&Kingsのワルクチを言う。「あのねーちゃん、イジワルそうな顔をしていた」眠れない。目が冴える。蚊がいる。蚊取り線香を焚く。

 インドの蚊はのろい。すぐ捕まえられるし、日本のかとりせんこうや虫避けスプレーは良く効く。しかも、刺されてもあまり痒くない。ただし、病気を媒介するので、やっぱり、この時期以降はヤバイかも。

 ナオミはエネルギーが補給された為か、無駄に足をバタバタする。わかりやすい。カレーを入れると動くおもちゃのようだ。

 次の日も闘う決意をしつつ眠りにつく。

 HOTEL RANJIT 001-91-11-3231256


3/20 
 ランジットホテルをチェックアウト。テラスに干していたパンツを忘れそうになる。カウンターのおっさんを、思いっき疑いモードで攻める。しかし「ボールペンを返して」と言ったら失敬失敬と笑っていたところを見ると、どうもホテルの人はいい人ばかりだったようだ。荷物を預ける。こっちこっちと案内され物置に置く。預け賃、3ルピーと言われる。なんか、
せこいぜ、ランジット

 オートリキシャーでCox&Kingsへ。間違いには気付いていたのか、チケットを渡すと早速処理を始めた。なんだかフーフー吹いている。魔法か?。 かえってきたチケットを見ると、ジャイプルの字がホワイトで消されアーグラーと書き直してあった。なぜか、その字はリュウノスケの書くアルファベットにそっくり。アヤシイ。あやしすぎ。いかにも偽造だ。

 しつこく迫る。何度も予約は確認しなくてもOKかと、繰り返す。笑って「100%のOKだ!」と言われる。昨日のイミシンな含み笑いではなく、本当に愉快そうだ。信じることにする。ついでに 列車のチケットについてもあれこれ思いつく限りシツコク聞きまわる。とりあえず、やれるだけはやった。

 外へ出て、この間とは違う屋台でカレーパン、ドライカレーを食べる。このころからヘンな男に付け回される。オートリキシャーで逃げようとするが、走り出したとたんいきなり止まり、さっきのヘンな男の車に乗り換えろと言われる。「もうてめーとはしゃべりたくないんじゃ!!」と切れる。激しい攻防(オートリキシャーとツーリストエージェントを仲間割れさせた)の後、ついに撒く。やっとのことで、オートリキシャーでガタガタ道を通りながらレッドフォートへ向かう。

 レッドフォートはまあまあ立派なのだが、大味だ。一番立派なのは外から見た壁で、中はへんに人が多くてのんびりできない。日本に帰ったら、まさきに忘れてしまうような所だ。

 サイクルリキシャー(人力車)で近くのジャマーマスジット(モスク)へ。人力で走るサイクルリキシャーはなかなか良い。かなり遅いので風景をゆっくり楽しめる。しかも、体力勝負なので、変な所に連れていかれる事はまずないので安心だ(彼らにそんな余裕はない)。特にお年寄りとか、あまり客引きには熱心じゃない真面目そうなのがいい。でも年寄りがやってるのは見てて気の毒になる。

 ただし、インドはおそらく排ガス規制がないので、町中の空気はひどい。喉が痛くなる。しかし、これも、毎日、「のどぬーるスプレー」することで乗り切った。

 ジャマーマスジッドはお祈りの時間だったため入れず、お祈りの時間が終わるまでそのへんをブラブラする。ジンジャーエールを飲んだり変な通りに入ったりする。インド人が飲んでいたフレッシュジュースがおいしそうだった。トマトとにんじんの真っ赤なジュースを飲んでいる人もいた。インド人は何でもイッキに飲む習性があるようだ。2人で一瓶を10分もかけて飲むような人はまずいない。

 ジャマーマスジッドに帰ってきて階段で座って更に待つ。たぶんモスクの子どもと思われる金持ちのガキがバイクでモスクの庭を行ったり来たりしている。インドの若者2人から煙草を貰う。インドの煙草は安いと自慢される。

 時間になりモスクへ。靴を脱いで入る。鳩の餌がたくさん撒いてある。リュウノスケ「暑くて熔けそう」、ナオミ「ジュー」、などと、神聖な場所で間抜けな会話をする。ダラダラした後、いいかげんな計画をたてて外へ。人がたくさんいる通り(商店街)を歩く。ナオミへたる。リュウノスケ、バナナを食べる。ナオミが心配になってきたので、サイクルリキシャーを捕まえホテルヘ戻ることにする。小柄なじーさんで大丈夫なのかと思ったが、この道ウン十年のキャリアでもって軽快にこいで、無事ホテルへ到着。

 荷物を受け取って、外へ出る。リキシャーを捕まえようとするが、ヤル気無さそうに寝ている人が多い。いつもは取り囲むくせに、インド人も3時ごろになると疲れてくるのか。

 リキシャーでニューデリー駅へ。へたりつつベジタリアンの店でカレーを食べる。扇風機が気持ちいい。駅で有料トイレを発見。ナオミは無事用を足し、入れ替わりに紙を持って入る。列車の状態が心配だし、せっかくだから、がんばって何か出そうとしたが、何も出なかった。しかし、中はなかなかきれいだった。

 ナオミの方はこれまでのところ、腹具合はすごくいいようだ。(と、このときのメモには書いている。後にヒドい目にあう)

 まだ時間に余裕はあったが、なんとなく不安なので、ホームへ行ってみる。それにしても巨大な駅だ。一体いくつのホームがあるのか。駅の幅が広すぎる。 列車はもう着いていた。異常に長い。いったい何両編成なんだ。延々とホームを歩き、やっと予約した2A号車にたどり着いてみると寝台だった。

 広々した席で快適。もっとひどいのを想像していたのだが。クーラーまで付いている。時間ぴったりに発車。3分遅れがデフォルトの近鉄より正確である。(A.P.Exp. デリー1750−アーグラー2027)200kmぐらいで500円。すばらしい。

 途中インド人に話し掛けられる。日本のガイドブックを見たがり中国語みたいだと言う。日本の文字の説明をする。始めて一般のインド人と普通の会話をする。

 エアコンが効きすぎて寒くなるが、切り方不明。さっきのインド人がクーラーを切ってくれる。

 暗くなりみんな寝てしまう。リュウノスケも寝る。ナオミは寝られなかったので、窓の外を見ていた。日本の田舎と変わらないように見えたそうだ。

 アーグラー到着。プリペイドタクシーチケット売り場は暗い掘っ建て小屋。疑う。警官登場。疑う。警官、腹を突き出し、ベルトを見せる。なんだか周りでみんな笑っている。どうもホンモノだったようだ。

 タクシーでホテルヘ向かった。アーグラーの町は小さくて、人も少なくて、デリーに比べればずいぶん安全そうだ。なんだか、ホッとする。やはり、デリーだけは飛び抜けて危ないようだ。デリーに長居は無用。まあ、デリーで鍛えてから地方に行くというのも一つの手かも。運転手のにーちゃん曰く、「日本人も1週間もインドにいれば賢くなって騙されなくなる。でもデリーには毎日毎日、馬鹿な日本人がたくさんやってくるんだ。」今思えは、このにーちゃん、出会ったインド人の中で一番いいやつだったのかもしれない。

 途中ガススタへ寄ったのだが、運転手のにーちゃん、気が弱いのか若いからなのか、バイクに横入りされて中々前へ行けない。さらにスタンドから遠くに停めすぎて、寄せよる為バックしようとするが、ギアが入らない。しかたなく、いっしょに押したりする。

 運転手のにーちゃんから、次の日の観光にタクシーをチャーターする話を持ち掛けられる。一日850ルピー。いやな感じでもなかったのでとりあえず半日コースで頼むことにする。ホテルは超豪華。本当に五つ星だった。証拠にレセプションの前に滝。でも、部屋よりは廊下の方が豪華な感じというのが納得いかん。なんの問題もなくチェックイン。「やるな〜。コックスアンドキングス」

 夕食を食べに行くと、ロビーで子供が首を左右に動かす踊りをしていた。ちょっと、ばかばかしい雰囲気。「やらせ」だ。夕食はバイキング形式。西洋風の味付けで鶏肉(煮物)が美味しい。ドンドンおかわりをする。

 部屋にはバスタブがあったので、お湯を溜めて、ナオミを漬け込んで、ふやかす。

 この旅始まって依頼、クヨクヨせずに寝た。


3/21 

 タクシーチャーターは、9時待ち合わせだったが、両替なんかしたりして、のんびりチェックアウト。インドに来てから時間にルーズになった。少々人を待たせても全然平気。9時半、アーグラー一日観光に出発。

 ガイドのおっさんがファテーブルスィークリーの歴史を英語で話してくれる。それをリュウノスケがナオミに通訳という順番。とても大変である。途中、熊をたくさん見る。しかし、あれはもともとヒマラヤに居るべきなのを、金儲け用に連れてきてるらしい。「良くないことだ」。このガイドは結構、社会派だ

 ついでに、タージマハールを守るために全ての工場を閉鎖して、アーグラーの失業率が高い。アーグラーには工芸とかの職しかなくて、若者が不満に思ってる、なーんていう社会情勢まで語ってくれる。ツーリストが聞いても無意味かもしれないが、歴史を聞いてるよりおもしろい。

 ファテーブルスィークリーは広くて、昔はさぞや立派だっただろうと思わせる豪華な作りだった。花の手入れも行き届いていて、とてもいいところだ。のんびりダラダラする。アーグラーはいいところだ。

 モスクがあって、また靴を預けるわけだが、預け賃50ルピーとられる。適正価格は10ルピーだった。再度、インドに居ることを実感。

 ファテーブルスィークリーでたっぷりダラダラして散々ガイドの人を待たせた後、タージマハルへ向かう。

 タージマハルではいちゃつくカップル(まあ、夫婦だろう)が多い。タージマハルはインドの新婚旅行のカップルがよく訪れるスポットらしい。タージマハルでの間抜けな会話。

 ナオミ「シロイね」
 リュウノスケ「クレヨン持ってくればよかった。」
 ナオミ「ぬりぬり」

 ナオミ「・・・。喉乾いた」水を飲む。
 リュウノスケ「・・・俺も。何か喉、乾くね。ゴキュゴキュ。」水を飲む。
 ナオミ「うん。なんか喉、乾くね」

 ナオミ「シロイね」
 リュウノスケ「クレヨン持ってくればよかった。」
 ナオミ「ぬりぬり」

 くりかえし。

 タージでは2時間ぐらいかと聞かれ「え、2時間も?いやいや1時間ぐらいですよ」と言ったくせに、またダラダラしてガイドの人を散々待たす。タージマハルは月曜日は休みだったらしい。知らなかった。今日が日曜でよかった。バカ観光客が月曜日に来た場合、近くの丘から見るという「月曜日のタージマハル」を見せてもらう。

 クルマでアーグラー城へ向かう。ガイドのおっさんが、もう車で回るだけにしようかというが、降りてみたいという言うと「30分か45分ね」と時間を制限されてしまう。最初のように「何時間でも好きなだけいればいい」と言っていたらこいつら本当に遠慮無く何時間でもいるということがわかったのだろう。

 デリーのレッドフォートと同じような城だった。40分で出て、土産物屋に連れて行かれる。ウールのカーペットがいい感じだった。金があって、持って帰るだけの体力があったら買ったのだが。

 ホテルを紹介してもらう。「もういっこぐらい見てから決める」とマネージャーに言ったら、いきなり「じゃあ、いくらなら泊まるんだ?」と、必死になってくる。アーグラーのホテルは無茶苦茶余ってるようだ。なんか、面倒くさくなって、600ルピーの部屋に、500ルピーで泊まることにする。

 よくよく見ると部屋は少しぼろい。しかし、ホテルの人々は比較的信用できる。泊まってる間は味方。まあ、ここもお湯がちょっとぬるかったりするが、夜は危ないから出かけないように注意してくれた。1000円以上の中級ホテルを選んでるぶんには、特に問題はない。

 夕食はカレーとタンドリーチキンと大量のビール。インドのビールは意外なほどうまい。あっさりしてて、上品な味だ。

 シャワーを浴び、寝ようとするがナオミが寒けを感じ出す。リュウノスケは夜中に下痢で全て出た後、すっきり寝たが、ナオミは寒気で目が覚め、吐き気に耐えられず、ゲロゲロやる。産卵中のウミガメのように涙をボロボロ流しながらトイレでへたったそうだ。その後また眠ったような眠れなかったような。

 HOTEL BASERA 0562-363641


3/22

 ナオミは起き上がることができない。メソメソしながらギリギリまで寝ていた。途中リュウノスケは朝ゴハンを食べに行く。なかなか料理が出てこず、30分待って出た朝食を5分でたいらげる。ジャム付きトーストとゆで卵と紅茶。なぜ30分もかかるんだ。部屋に帰って、荷物をつめてチェックアウト。ナオミはもうろうとしている。

 タクシーに乗り飛行場へ。こんなときでもナオミは「運転手にチップなんかやらんでもいいよ」と言っている。ホントに病気か?

インディアンエアラインIC407(アーグラー1105−バラーラス1255)にチェックイン。ボーディングパスにはシートナンバーが無い。なんと、フリーシートらしい。ちょっと不安になり、「どのゲートですか?」と尋ねると、“Only one gate!”と、笑っていた。スチュワーデスさんは笑顔で感じ良かった。

 ジュースをゴクゴク飲みながら、バラーラス到着。両替をするがその間にバスが行ってしまう。乗り損なったのは日本人の若者3人(1人と2人組)と我々の5人の日本人。とほほ「2台にしろよ」という執拗なドライバー達を「2台で行くなら、バスを待つ!」と一喝して、5人で一台のタクシーに乗り、旧市街へと向かう。だいぶ戦い慣れしてきた。意外に旧市街は遠く、260ルピー。まさかとは思ったが、またインド人が助手席に乗り込んできたので(かならず2人乗るようになっているのだろうか)総勢8人。狭いので組んでいた足が徐々にしびれてきて参った。

 交差点でタクシーを降り、同乗者同士挨拶もせず、バラバラに歩き出す。ナオミが疲れていたため、しばらく座って休み、地球の歩き方で目星をつけて、近くのホテルへチェックインすることにする。どうも数時間おきに貧血のような症状が出るらしい。クーラー付きで400ルピー(プラス5%TAX)。

 HOTEL VIJAY INTERNATIONAL 324508, 320895

 ルームサービスでファンタを頼んだらコーラが来たり、タオルをゲットするのにレセプションに3回ぐらい電話したりしたが、まあまあきれいなホテルだ。

 ナオミはさっそく部屋で横になったが、しばらくしてリュウノスケ一人で出かける。いきなり路地で迷う。楽しい。ヒンズーの神々のカードのカラーコピーを5ルピーで買う。後で町中の人に聞いたら適正価格は3ルピーらしい。楽しい。麻薬の売人がいっぱいいる。バングぐらいなら、みんなやってるし、いいかなー、とふと思ったがやめとく。

 ダシャーシュワメードガートに出る。ボートこぎのにーちゃんと適当に話する。しばらくすると、7〜8人の子供の花売りに取り囲まれる。周りの人々もこっちを見て笑っている。1ルピーで花を買い、横のインド人の真似をして見よう見まねで花をガンガーに流して、水を額につけて、お祈りをする。横のインド人は花を指さして、「あれはおまえの魂だ。」みたいな説明をしてくれた。しかし魂を流しちゃったらその後困るな。一方、ナオミは、、、

 キレイ塗られた真っ白の天井と水色の壁を眺めたり、窓から向かいの建物の中でオバサンが大きな袋からボールで粉か米をすくって別の袋に取り分けるのを眺めたりしていたらしい。ついでに、壁のヤモリも見ながら、少し寝たようだ。

 階下で夕食を取る。インド人はルームサービスが主なのだろうか。他に人はいない。リュウノスケは快調にいつものようにカレー。ナオミはまだ食べられる状態ではないので、リンゴジュースを飲む。そのあとそのコップにミネラルウォーターを注いで薄くて細いストローでユックリ飲んでいた。全部で500ccぐらいは飲んでいた。

 リュウノスケは、何故かむこうの食事は体に良く合って、体調は日本に居るときより良いぐらい。暑くて食欲があまり無い気がしても、食べ始めると、どんどん食欲が増進されるという感じ。

 食後、ナオミはまた部屋で横になる。ナオミのリクエストに答えて、「インド人になりたいよ〜」というX-GUNの歌を思い出し、歌う。ナオミはお礼に「隣のインド人」を歌おうとしていたが、サビの「隣のインド人〜」しか思い出せない。いったいどんな歌なのか全く不明。

 ナオミ、風呂に入らず寝る。ナオミはこの日、写真を一枚も撮らなかったらしい。まあ、しかし、よくここまで文句も言わずにがんばったもんだ。


3/23
 6時前に起きて、ダシャーシュワメードガートへ向かう。人がたくさんいた。オヤジに薦められて船にのる。船から船へ渡り歩いて目的のボートへ。風が涼しくて気持ちいい。火葬場辺りまでいって、引き返してきた。途中、別のボートから日本人のカメラマンらしき人に写真を撮ってもらって「またどこかその辺で」とすれ違う。

 朝のガートはどうもせわしない。執拗なマッサージを断るのに大変。そこらのオヤジに額に「点」を付けてもらう。そのまま勢いにまかせて、一応作法に乗っ取った、お祈りらしきものする。なぜか椰子の実を流した。200ルピーも払わされたが、せいぜい20ルピーらしい。まったくインドってやつは。でも不思議とぼられても怒らなくなってきた。ようやくインドの旅に慣れてきたみたい。「ぼられて怒るぐらいなら、ぼられる前に怒れ。」インドノココロエ。

 さっきの日本人のカメラマンに会う。写真を送ってくれるそうで、住所を教える。

 無意味に犬が寄ってくる。無関心な振りしてるくせ、なぜか足の側にねころがる。インドでは日本人には物売りやタクシーだけじゃなくて犬も寄ってくるのか?

 この後、「ワタシ日本語の勉強したいだけね」という若いインド人に付きまとわれる。NHKで通訳の仕事をして、医者になるため勉強しているらしい。ものすごく怪しいのだが、一生懸命なのでナオミはすっかり騙されていい人だと思い込む。リュウノスケは本人に「私はあなたを信じていない。」なんて直接言ったりして、疑っている。結局、ラリターガートに連れていってもらう。さらに、ダンジョン状態の中を案内されて、そのあと土産物屋と両替をするための他の店に連れて行かれる。土産物屋の方では結構良い買い物をしたのではないかと思う。木彫りのヴィシュヌ像と、太鼓のカセットテープと、紅茶200グラム、3点で計1600ルピーだったのを800にしろと言って、結局1091ルピーで購入。他のインド人に値段を聞くと1/10ぐらいの返事だったが、あれもいいかげんであてにはならないような感じがする。なんせインド人は日本人を騙すのと、日本人に「インドならそれはもっと安く買える」と自慢するのが好きなのだ。

 土産物の鑑定をしてもらったジュース屋の前にいた子供も、「おまえらの飲んでるジュース、10ルピー払ってたけど、ホントは8ルピーだ。」とうれしそうに言っていた。逆に「おれの年収は150万ルピーだ。」とか言い返してやればよかった。失礼か?いやいや、インド旅行は戦いなのだ。主に口先の。全敗ってかんじだが。

 そういえば、カセットテープの値段交渉で知ったのだが、インドのカセットテープはその人気度で値段が違う。なんか、もっともな話だ。日本の統一価格ってのは、ちょっと薄気味悪い。

 両替屋で若いインド人は本性をあらわした。むかついて、とっとと店を出てきた。両替屋(本当は布屋)の方は険悪なムードにちょっとビクついていた。

 それにしても、バラーラスでは両替に苦労した。T/Cは使える場所がかなり限られている。でも、安全には変えられないかも。さっきの両替商(布屋)では、10,000円を換えて3000ルピーだったから、400ルピーぐらい騙されている。やっぱり、熱くなったら負けだな。

 ホテルに帰り、荷物を受け取ったあと、オートリキシャーで空港へ向かう。異様にスピードがのろい。そのうえ、他にも、いきなり止めて、ドライバーが道ばたで小便してしまう。なんてマイペースなんだ。「でも、安全運転だからまぁいいか」と言いながら、ゆっくりインドをふりかえつつ、1時間ほどかけて、到着する。

 空港に着いていきなり、乗るときに100ルピーと言ってたくせに、「125くれ」などと言い出す。「だめ」「じゃあ、ちょっとでいいよ。」「だめ。」100ルピーで押し通して、笑顔でバラーラスを去る。

 インディアンエアライン IC805(バラーラス1655−デリー1810)

 デリーに到着。無料のバスで国際線の空港へ。バスを待つ間、結構、蚊がいることを発見。やっぱり4月以降の旅行は、インド人が寄ってくるだけじゃなくて、蚊も寄ってくるようになるようだ。まあ、虫避けスプレーでもしとけばいいけど、病気が心配だ。

 空港の入り口でチケットをチェックされる。Eチケット(ペーパーレス)のリュウノスケは入れてもらえず。戸口でじーっと恨みがましい目で待っていたらやっと「行け行け」。ムキになって、「チェックインしたら、ボーデイングパスをみせびらかしにオレはここにもどってくるぜっっ!!」と捨てぜりふを残し中に入る。

 レストランでボーッとする。リュウノスケは煙草を吸いに行く。ナオミはなんか食べたくなったので、その間にトマトスープと芋フライを注文してみる。60ルピー。「10ルピーはないか?」とか「他にコーヒー頼め」とか色々言われる。「無い」「いやだ」とごねていたら、ちゃんとお釣をくれた。めでたしめでたし。

 荷物検査。英語の質問にポカーンとしてたため、今度はナオミが連れて行かれる。女の人に荷物を全部開けられてしまった。ああ、それはパンツです。とほほ。PHSのバッテリーも抜かれる。そのあとまた、グチャグチャに詰める。でもここでパスポートに検査オッケーのシールを貼ってもらったからだろう、その後は質問にいいかげんに答えていても通してくれたのだと思う。

 ユナイテッドのカウンターで隣の席をとってもらう。カウンターのおにーちゃんは「リコンファーム」がどうしたこうしたと言っていたのでちょっと不安になったが、一生懸命、隣の席をとってくれた。ありがとう、ユナイテッドのおにーちゃん。

 残ったお金をこれまた一苦労して両替して、手荷物検査。そのあとまたパスポートを見せる。厳重だ。結局、飛行機に搭乗するまでにいくつものチェックポイントがあり、パスポートを見せたり質問されたりした。飛行機と空港をつなぐ通路の上でさえ、数人の男の人が立って質問していた。「知らない人からなにか貰わなかったか?」「荷物は自分でずっと持っていたか?」ナオミは適当に「んー」と答えていたが通してもらえた。ポイントの数は多いが結局ザルか。


3/24
 ユナイテッドUA2(デリー0135−香港0840)

 ナオミは香港でチラリと買い物。チョコ2箱とランコムの化粧品2つ。空港内の空気がきれいだ。床もきれいだ。どこもかしこもきれいだ。汚れていない「まるで別の国みたいだなどと間抜けなコメントをしてしまい、ナオミにつっこまれる。「別の国だよ〜ん。」

 ユナイテッドUA800(成田1000−香港1440)

 柱のかげの床で荷物を広げて分けた後、ナオミは自宅に宅急便で荷物を送り、よろよろと成田エクスプレスに乗るために駅へ向かった。

                                          終わり


リュウノスケの総括

 とりとめがないお話で申し訳ありません。なんとなく、雰囲気は伝わったでしょうか?まあ、お金の話は、後で全部笑い話になるのでしょう。病気、怪我なしで、スケジュール通りのほぼ完璧な1週間インド個人ツアーだったのではないでしょうか?満足してます。ちょっと人生観変わっちゃいましたけど。

 観光地で一番印象に残ったのはファテーブルスィークリーとガンガーのガートあたり。と、いうよりも、市場をふらふらしたり、ねぎったり、騙されたり、という「仕事」が強烈に記憶に残りそうです。

 牛と乞食とうんこには最初は驚きますが、そのうち気にならなくなります。アリススプリングスの蝿みたいなもんです。ただし、残飯あさってる牛で下痢してるのがいたら、その周辺は要注意。

しかし、人にはちょっとインド旅行は勧められないないですね。他の人がインドに行こうとしてたら、一言「がんばってね」とでも言っとくしかないですね。(Cox&Kingsのまね)


ナオミの総括

 悪いインド人もいたけど、いいインド人もいた。

 あれが日本人だったら・・・と考えると案外見分けられたように思う。顔が見分けやすかった。表情や目の色が日本人と似ていたような気がする。香港人の方が目の色から何を考えているのかを伺うことは難しい。

 ふっかけるインド人もいたけど、インドではもっと安くで買えると自慢するインド人もいた。インド人は日本の物価が高いことを知っている。日本人にとってのルピーの価値を知っている。インドの生活価格で日本人が買い物をしようなんて、それこそ詐欺だと考えているのかもしれない。ふっかけることは自分達の当然の権利だと思っているような気がした。

 今回の旅行は4つの旅行代理店経由だったが、全てうまくいった。大きな問題もなく、目的地は全て回ることができた。100点満点リュウノスケさんのおかげです。また行こうね。インド


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